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野口 静雄*; 白 文茂*
PNC TJ7374 96-001, 27 Pages, 1996/02
岩盤内に坑道を掘削した場合、坑道壁面付近には掘削影響領域が発生すると考えられる。これまでの調査では掘削影響領域は壁面から数10cm1m程度と考えられる。この掘削影響領域を定量的に評価することは安全評価上必要であり、これを原位置で計測する技術を確立しなければならない。本試験は、坑道の掘削影響領域を定量的に把握できるための試験手法を開発することを目的としている。今回、釜石鉱山に分布する栗橋花崗閃緑岩のような弾性波速度の速い(56km/sec)岩盤において、シュミットハンマー起振による検層を行い、基礎的な知見を得た。
関 晋; 伊藤 彰彦
非破壊検査, 27(5), p.270 - 274, 1978/05
放射性廃液セメント均一固化体の品質検査法の一手法として、反発硬度法による非破壊検査を試みた。ドラム缶(200l)外被を外した裸の固化体およびドラム缶付きのままの固化体の反発硬度を測定し、同組成固化体の一軸圧縮強度と対応させた。得られた結果は、次のとおりである。1)ドラム缶を外した固化体の反発硬度と同組成固化体の一軸圧縮強度との間には、直線関係があることがわかった。2)ドラム缶付きの固化体についても反発硬度と一軸圧縮強度との間には、直線関係があることが見い出された。海洋処分用セメント固化体の一軸圧縮強度として必要な150kg/cm以上の値に対応するドラム缶上からの反発硬度は、38以上であることがわかった。3)以上の試験結果から実規模セメント均一固化体の品質検査に反発硬度法による非破壊検査法が適用できることがわかった。